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失恋したときの心の防衛メカニズム
出会いあれば別れあり、どれだけ充実した恋であっても、終わりがやってくる可能性はゼロではありません。
失恋するとつらいものです。
でもあなたの心は、失恋という大きな衝撃に対して、ちゃんと防衛反応が働いています。危機に対し、ダイレクトに反応し、あなたを守っているのです。
もしもこの防衛反応が働かなかったら、あなたは失恋のたびに心の病気を発症してしまうところですが、タイムリーな防衛反応によって、知らず知らずのうちに最悪の事態を回避できているのです。
失恋時の心の防衛反応とは
失恋時の心の防衛反応とは、心理学用語では防衛機制と言われています。現実をありのままに受け入れてしまうと、心が耐えられなくなるので、無意識に現実をアレンジしているのです。
失恋したとき、あなたがどのような方法で現実をアレンジしているのか調べることにより、あなたの失恋防衛メカニズムが分かります。
あなたがつらい場面に出くわしたとします。 例えば・・・
あなたが街を歩いているとき、あなたの彼氏が、他の女性と手をつないで歩いていた・・・
という状況になったとします。
つまり、浮気を目撃してしまったのです。
そんな場合、あなたの心はどのような反応を示すでしょうか?
次のようなパターンが考えられます。あなたがどれに当てはまるかにより、あなたの防衛反応メカニズムのタイプが分かります。
頭が真っ白になり、何も考えられなくなる
「否認」という防衛機制が働いています。
起きたことを認めなければ、起きたことにならないので、ショックを最小化できます。
冷静に状況を解釈する
「知性化」という防衛機制が働いています。
感情を切り離し、クールに論理的に状況を分析し、心を安定化させます。
家に帰って思いっきり泣き、そのまま寝る
「退行」という防衛機制が働いています。
幼いころに戻る「赤ちゃん返り」とも言います。しっかりしていたお兄ちゃんやお姉ちゃんが、赤ちゃん(弟・妹)が生まれるととたんに、不安になって、できていたことができなくなったりするのを「赤ちゃん返り」と言ったりします。走ったりしていたのに、いきなりハイハイしだしたりします。
人は退行することにより、つらいことから心を守ろうとしているのです。
怒りのエネルギーを仕事にそそぐ
「昇華」と呼ばれる防衛機制です。
こうした怒りのエネルギーが、素晴らしい偉業を達成させることも少なくありません。最低男への怒りを材料にして、有意義な成果につなげましょう。
わざと明るく振舞ってみる
「反動形成」と呼ばれる防衛機能が働いています。
本来の気持ちと正反対の行動をとることです。悲しんでばかりいると、かえって自分を追いつめてしまうので、正反対の行動をとって心に安定化をもたらします。
あの男はもともとサイテーだから、早く気付いてよかったと思う
「合理化」と呼ばれる防衛機制が働いています。 合理的に物事を納得すると、心が安定化してきます。そして理にかなった考え方です。最低男なんかと付き合っていても意味ありません。