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低血圧と上手につきあうセルフケア
女性に多い低血圧。朝起きるのがつらかったり、頭がボーっとしてしまったりする症状です。
低血圧の人は朝が苦手です。
でも、体質だからと諦めてしまうことはありません。きちんとセルフケアを行えば、低血圧との上手なおつきあいは可能です。
まず、自分が低血圧に当てはまるのかどうか、チェックしてみましょう。
低血圧の症状
- 寝起きが悪い
- 食欲不振
- めまい・立ちくらみ
- 動悸
- だるさ・疲労感
- 気力が出ない
- 頭痛・肩こり
- 耳鳴り
などが低血圧の症状です。
上記に1つでも当てはまるなら、低血圧の可能性があります。まずは血圧を測ってみましょう。
一般的には、最大(収縮期)血圧100mmmHg以下が低血圧の目安です。
自覚症状がなければ治療の対象にならない
血圧が低くても、自覚症状がないなら治療の対象にはなりません。低血圧治療では、つらい症状を改善させることに重きが置かれているからです。
低血圧は、高血圧のように深刻な病気に直結する心配はありません。だから気長に、気負わず、治療を進めていくことができます。
低血圧治療で、投薬が行われることもあります。
しかしまずは、生活習慣の見直しをすることが必要です。
生活習慣の見直し
低血圧は体質によるところも大きいですが、症状を悪化させるのは生活習慣です。
血圧の調整は自律神経が行います。夜寝ているときには血圧を下げる副交感神経が、朝の起床時には血圧を下げる交感神経の働きが高まります。こうして血液が全身を循環します。
起床時の自律神経の切り替えがうまくできないと、低血圧になりがちです。交感神経がうまく働かないので血圧が上がらず、下肢に血液がたまり、脳が血流不足となり、寝覚めが悪くなります。
だから、低血圧のセルフケアでは、交感神経を刺激し、血圧を適度に上げながら症状を改善させるという方法が有効です。
朝起きたらすぐ、冷たい水を2杯
朝起きたらすぐ、冷たい水を2杯飲みましょう。その後で朝食をとると、体内時計がリセットされ、体が目覚めます。
規則正しい生活が大切
低血圧の改善のためには、規則正しい生活が大切です。生活習慣の改善により、自律神経の働きが整ってきます。
低血圧のためのセルフケア
低血圧のためのセルフケアには、次の方法がおすすめです。
3食きちんと食べる
規則正しい時間に食べます。中でも朝食は一番大切です。無理なダイエットをすると、血圧が下がってしまうので、止めましょう。
朝、起きたらすぐに冷たい水を2杯飲む
朝、集めのシャワーを浴びる
シャワーと言わず、入浴しても構いません。お湯の温度はやや熱めに設定しましょう。
適度な運動をする
軽い運動で構いません。早歩きやストレッチなどを毎日10分以上行いましょう。
きつめの下着、ベルト、弾性ストッキングを着用する
腰周りを締めると血管が引き締まり、血圧が上がります。
塩分を少し多めにとる
塩分には血圧を上げる作用があるためです。ただし、心臓や腎臓に問題がない範囲でとります。
くれぐれもとりすぎはいけません。塩分の多い食事に慣れてしまうと、更年期に女性ホルモンが減少してきたときに、高血圧になってしまうおそれがあるためです。