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ナノテク化粧品って大丈夫なの!?

KIREIMO -キレイモ-

最近、いろいろなところで耳にするようになった「ナノテク」という言葉。

ナノテクを採用した化粧品は、すごく小さな微粒子に加工してあるので、皮膚のすごく奥まで浸透していくとか、仕上がりをキレイにしやすいとか、とにかく効果が高くなるという宣伝文句がつけられています。

ナノテク化粧品とは?

ナノテク化粧品とは何なのか、具体的に言うと・・・

「カプセルのナノ化により、美白効果が高まり、その効果が持続する化粧水」
「紫外線遮断剤のナノ化により、塗膜を透明にしつつ高いSPFをもたらす日焼け止めクリーム」
「粉をナノ化することにより、毛穴や小じわを目立たなくさせながら、自然な仕上がりになるファンデーション」

・・・とにかく、ハイテクな化粧品だ、ということだけは分かります。 

ナノテク化粧品は危険性はないの?

でも、本当にナノテク化粧品は危険性はないのでしょうか?
宣伝文句に魅力を感じる一方で、不安にもなってしまいます。

ナノテク化粧品は、粒径がナノメートル(nm=10のマイナス9乗メートル)サイズのナノ粒子を使用して作ります。ナノ粒子は大きな粒子とは異なる性質を持ち、それを活用したのがナノテク化粧品です。

しかし、そんなに小さくした成分をお肌につけて、大丈夫なのでしょうか!? 

ナノテク化粧品の安全性につては、2005年に日本化粧品工業連合会により化粧品製造・販売企業478社を対象に調査が行われています。

それによると、ナノテク化粧品にもっとも使用されているナノ原料は、酸化チタンです。主に日焼け止めやファンデーションに使用されています。

報告書によると、いちおう広範な項目について、安全性確認がされているとしていますが、慢性毒性、生殖発生毒性、がん原性などの長期毒性に関する安全性確認をしている企業は数社のみでした。しかも、調査したのは「安全性確認項目」についてだけで、「安全性試験項目」ではありません。実際に自社で臨床試験を行い、確認したのかどうかは不明なのです。 

もう一つ、ナノテク化粧品の使用により懸念されるのは、肌に塗布されたナノ粒子が皮膚を通過し、体内に吸収されてしまうことはないのか!?という点です。

これについては、いまだ結論が出されていません。

しかし、仮にナノ粒子が体内に吸収されるとしても、必ずしも有害である、と断定はできません。要するに、有害なのか、無害なのか、現時点では分からないということです。 

ナノテク化粧品の有害性ばかりやり玉に挙げるのはどうかという声もあります。すべての化粧品には、量の多寡を問わず有害性があるものだからです。

でも、ナノ粒子はいまだ未知の部分が多いのにもかかわらず、十分な研究が行われないままいろいろな場所で利用が拡大しつつあるという点で問題です。

要するに、今の時点では、ナノテク化粧品は安全とも、安全ではないとも言えないのです。遺伝子組み換え食品と同じです。

化粧品メーカー側の「絶対大丈夫!」という言葉をうのみにせず、賢く考えられる消費者であることが大切ですね。

KIREIMO -キレイモ-

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